再生医療で用いられる生物製剤(Emodogain)とは

前回のブログで紹介した『生物製剤』。
殆ど馴染みのないワードかと思いますので、今回は『生物製剤』についてお話させていただきます。

***再生医療で用いられる生物製剤(Emodogain/エムドゲイン)***

~歯を抜かない治療~

エムドゲインとは、歯周組織を再建する新しい再生治療法用の材料のひとつです。
”エムドゲイン・ゲル”というタンパク質の一種を歯根の表面に塗り、
歯が生えてくるときと同じような環境を再現することで、
歯槽骨(歯を支える骨)や歯根膜など歯周組織の再生を誘導します。
このエムドゲインでの治療が適しているかどうか、事前にレントゲンなど治療に必要な検査をし、症状の程度や患者様の健康状態なども踏まえ判断することになります。

==手術の流れ==
1:局所麻酔後に歯肉(歯茎)を切開し剥離する
2:歯根表面のプラーク・歯石を除去する
3:骨が失われている部分にエムドゲインゲルを塗布する
4:切開した歯肉を縫合する
平均すると約1時間前後の手術となり、手術後は30分程度休んでいただいたら帰宅できます。
抜糸は手術日から1~2週間後に行います。

以上がエムドゲインによる再生医療になります。
ご来院の際には、更に丁寧にご説明させていただきますのでご安心くださいませ。
まずはゆっくりとカウンセリングからはじめましょう。

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渋谷駅宮益坂方面出口より徒歩5分の【みさき歯科医院】では、
日本歯科麻酔学会歯科麻酔認定医であり、日本大学歯学部 歯科麻酔学講座兼任講師 見﨑 徹と、
日本大学歯学部 補綴学の元准教授 桟 淑行が診療にあたっています。

皆様の健康と笑顔のある生活のお手伝いをさせていただきますので、どうぞお気軽にご来院くださいませ。

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