再生療法による歯周病対策をご紹介

今回のブログでは「歯周組織再生療法」について少し深堀りしていきます。

***歯周病の治療について***

~まずは歯周基本治療!~

前回のブログでもお伝えした通り、歯周病の治療は初期の段階であれば、
ご自身での歯磨き、デンタルフロス、歯間ブラシなど徹底したセルフケアや、
歯医者での専用器具を用いた歯石除去をすることで改善が見込まれます。
歯周病が発症しないよう、また進行しないよう日々のケアがとても重要となってきます。

症状が進行し中等度・重度となると、歯周ポケットが深くなってしまったり、
歯を支えている歯槽骨が欠損してしまったりします。
その場合には歯肉を切開し歯周基本治療では除去しきれなかった歯周病菌などを除去します。
さらに歯槽骨の欠損状態によっては『歯周組織再生療法』が適応となることがあります。

~歯周組織再生療法~

歯周病になり溶けて失われた歯周組織(歯肉・セメント質・歯根膜・歯槽骨)を、
「歯周組織再生材料」を併用して再生させるのが『歯周組織再生療法』です。

手術は歯肉を切開してはっきりと見える状態にし、歯垢や歯石を炎症性の組織取り除いてから、
「歯周組織再生材料」を塗布して縫合、約1時間30分-2時間ほどの手術です。
約2週間後に抜糸となります。
術後は月に1~2回程度の定期的なチェックをし、半年後くらいで歯周組織の再生状態を検査します。

歯周組織再生療法では以下のような「歯周組織再生材料」を用いて歯周組織の再生を促します。

◆エムドゲイン®
◆バイオオス®
◆バイオガイド®
◆リグロス®
◆サイトランス グラニュール®
◆サイトランス エラシールド®

それぞれ特徴のことなる再生材料となりますので、
症状や環境などと併せて適した再生材料がどれなのかしっかりと見極めてもらうことも大切です。

いかがでしたでしょうか。
今や歯周病は、歯周組織再生療法は技術や材料の進歩し、
これらの材料の働きによって抜歯を回避することが可能な疾患となりました。
”抜歯”と診断されて諦めていた方も、歯周組織再生療法について是非相談してみてくださいね。

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渋谷駅宮益坂方面出口より徒歩5分の【みさき歯科医院】では、
日本歯科麻酔学会歯科麻酔認定医であり、日本大学歯学部 歯科麻酔学講座兼任講師 見﨑 徹と、
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