今回のブログより数回に渡り『骨が少ない人』のインプラント治療について お話させていただきます。 1回目のブログでは ”顎の骨が少ない人” のインプラントについてのお話です。
***顎の骨が少ない人でも治療可能な『骨造成』***
~[骨造成]が必要となるケース~
インプラント治療は、インプラント体を顎の骨に埋め込むため、
それを支えるだけの骨の高さや厚みが必要となってきます。
顎の骨が少ない場合、治療できなと診断されることも…。
そこで注目したいのが今回ご紹介する『骨造成』です。
どのようなケースに『骨造成』が必要となるのか、
大きく分けると2つのパターンが多くみられます。
①ご高齢の方など、長年入れ歯をしていて刺激を受けにくくなり顎の骨が瘦せてしまった
②歯周病で顎の骨が溶けてしまい歯を失ってしまった
この他にも歯が抜けてそのまま放置していた期間が長かったり、
腫瘍などで顎の骨の一部を失ってしまった場合なども見受けられます。
これらに当てはまるようなケースにはインプラントを埋入する前に、
骨造成手術をしてインプラントをしっかりと安定させるための
骨の厚みと高さを補うことが必要です。
~[骨造成]の種類~
骨造成の治療は主に2つありますので簡単にご紹介させていただきます。
【1:GBR(骨誘導再生法)】
全般的に行われる治療法で、インプラントする箇所の顎の骨が不足している部分に、
自分の骨や人工的な骨を詰めたら人工膜で覆います。
歯肉を閉じたら、顎の骨が再生・増骨し安定するまで数か月待ちます。
【2:サイナスリフト法】
上顎の骨が不足している場合に行われる治療です。
下顎に比べると上顎は上誰でも顎洞という空洞があるので、骨が薄い傾向にあります。
この部分のインプラントも安定して埋入させるために、厚みを補っておく治療です。
いかがでしたでしょうか。
今回は顎の骨が少ない人でも治療可能な『骨造成』について簡単にご紹介させていただきました。
治療の流れや、メリット・デメリットなど、さらに詳しいお話はご来院の際にさせていただきますので、
是非、お気軽にご相談くださいませ。
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渋谷駅宮益坂方面出口より徒歩5分の【みさき歯科医院】では、
日本歯科麻酔学会歯科麻酔認定医であり、日本大学歯学部 歯科麻酔学講座兼任講師 見﨑 徹と、
日本大学歯学部 補綴学の元准教授 桟 淑行が診療にあたっています。
3代に渡り渋谷地域の方を中心に歯科医療サービスを提供する地域密着型の当院。
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良い治療と皆様の健康と笑顔のある生活のお手伝いをさせていただきます。
ぜひお気軽に、ご来院くださいませ。
監修:
みさき歯科医院 渋谷・宮益坂
院長 見﨑 徹
経歴:
日本大学歯学部(昭和50年卒)
日本大学大学院歯学研究科修了(口腔外科学専攻)
日本大学歯学部口腔外科学教室
日本大学歯学部歯科麻酔学講座 所属
国立がんセンター麻酔科 所属
独立行政法人労働者健康福祉機構関東労災病院麻酔科 所属
日本大学 歯学部歯科麻酔学 准教授(2016年3月退任)
日本大学歯学部付属歯科病院歯科麻酔科 科長(2016年3月退任)