ふと自分の口臭や人の口臭が気なったりするときありますよね。
人と話すときや食後などは特に気にしてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回のブログは口臭の原因についてのお話です。
***口臭の原因について***
~主な原因は2つ~
まず、主な口臭の原因とは「揮発性硫黄化合物」が生成されそこからガスとして発生したものと考えられています。
口臭のほとんどの原因は口腔内にあると言われており、大きく分けると【舌苔(ぜったい)】と【歯周病】が挙げられます。
「舌苔」は舌に付着した白っぽい汚れのことで、口の中の細胞が剥がれ落ちたものが舌に溜まり腐敗していきます。
この舌苔は ” 最大の口臭源 ” とも言われていて、細菌やタンパク質を多く含んでいます。
「歯周病」は2番目の多い口臭の原因とされ、歯垢も細菌とタンパク質の集まりです。
どちらも細菌とタンパク質が多く含まれているのがわかりますね。
これらを分解する際に「揮発性硫黄化合物」が生成され口臭が発生してしまうという仕組みです。
~この他にも口臭の原因はあります~
舌苔と歯周病の他にも原因とされるものはまだまだあります。
「虫歯」
独特な臭いを発生させ、進行と共に臭いがきつくなってきます。
「唾液」
口腔内を洗い流してくれたり、細菌の増殖を抑えてくれたりしているので、
唾液が減少した状態は口臭を発生させてしまいます。
「食べ物」
ニンニク、ネギ、お酒など、臭いの強い食べ物はどうしても臭ってしまいますね。
「入れ歯やかぶせもの」
プラスチックの入れ歯は臭いを吸着してしまったり、
かぶせ物は隙間ができたりすると汚れがたまってしまい不衛生となり臭いの原因に…。
「口腔がん・鼻やのどなどの病気」
口腔がんにより臭いが発生することもあり、また喉や鼻も口と繋がっているため、
副鼻腔炎などの炎症は臭いの元となる膿が口の中に出てきてしまうこともあります。
いくつか挙げてみましたが、細かく挙げれば口臭の原因と考えられるものはまだまだございます。
やはり基本のセルフケア「ブラッシング」がとても大切ですし、1番手軽にできる口臭予防です。
口臭の原因を頭の片隅に置いていただきながら、毎日のブラッシングを是非、少し意識してみてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
今回は「口臭の原因」についてのお話でした。
渋谷駅宮益坂方面出口より徒歩5分の【みさき歯科医院】では、
日本歯科麻酔学会歯科麻酔認定医であり、日本大学歯学部 歯科麻酔学講座兼任講師 見﨑 徹と、
日本大学歯学部 補綴学の元准教授 桟 淑行が診療にあたっています。
皆様に安心して治療を受けていただけるよう、痛くない・怖くない治療を心がけておりますので、
お口のことで気になることがございましたら、是非お気軽にご来院くださいませ。
監修:
みさき歯科医院 渋谷・宮益坂
院長 見﨑 徹
経歴:
日本大学歯学部(昭和50年卒)
日本大学大学院歯学研究科修了(口腔外科学専攻)
日本大学歯学部口腔外科学教室
日本大学歯学部歯科麻酔学講座 所属
国立がんセンター麻酔科 所属
独立行政法人労働者健康福祉機構関東労災病院麻酔科 所属
日本大学 歯学部歯科麻酔学 准教授(2016年3月退任)
日本大学歯学部付属歯科病院歯科麻酔科 科長(2016年3月退任)