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歯周病になると歯と歯ぐきの隙間が大きくなり、歯周ポケットが形成されます。
そこへ歯周病菌が入り込み、歯を支える歯槽骨を溶かし、最悪の場合、歯が抜けてしまうこともあります。
痛みを伴わず自覚症状があまりないため、歯周病になったとしても、気づいた時には歯がグラグラしているのも珍しくはありません。
一度骨が溶けてしまうと、治療を行っても残念ながら元の状態に回復することはなく、大変恐ろしい病気です。
早期発見、早期治療が大切なため、当院では定期的な検診をお勧めしております。

【歯周病セルフチェック】こんな症状ありませんか?

✓ 歯を磨いた時に、歯ぐきから出血する、膿が出る
✓ 歯ぐきが赤くなっている、腫れている
✓ 口臭が気になる
✓ 朝起きたとき、口の中がネバネバする
✓ 歯がグラグラする
✓ 歯と歯の間によくものがつまる
✓ 虫歯はないのに、歯がしみる
✓ 歯が浮いているような気がする


歯周病の進行

phase
1

初期段階:歯肉炎

歯ぐきの腫れや出血があります。痛みは少ないですが、この段階で早期発見することが大切です。

phase
2

中期段階:歯周炎

歯ぐきが下がり、歯がぐらつく状態です。炎症が広がり骨まで溶けはじめています。
歯科医院での専門治療が必要です。

phase
3

末期段階:重度の歯周病

歯周病が進行し、歯が抜けるリスクがあります。より高度な治療が必要です。


歯周病はなぜ発症する?

歯周病は、口の中の細菌が原因で起こる病気です。特に、歯と歯茎の間にたまるプラーク(歯垢)が主な原因です。
このプラークには多数の細菌が含まれており、放置すると歯茎に炎症を引き起こし、最終的には歯を支える骨や組織にまで影響が及びます。
歯磨きなどの適切なケアが不足すると、プラークは歯石となり、さらに細菌が増殖しやすい環境を作り出します。

また、喫煙やストレス、ホルモンバランスの変化、食生活の乱れ、遺伝的要因なども歯周病の進行を助長する要素です。
これらのリスク要因により、歯周病は誰にでも起こりうる疾患であり、定期的な歯科検診と日々のケアが重要です。

歯周病治療の流れ

|STEP1 診断と検査|

歯科医院での初診で、歯茎の状態や歯周ポケットの深さを検査し、歯周病の進行度を確認します。レントゲン撮影で骨の状態も確認されます。

|STEP2 歯石除去(スケーリング)|

歯の表面や歯茎の下に蓄積された歯石を除去します。これにより、細菌の繁殖を抑制します。

|STEP3 ルートプレーニング|

歯根の表面を滑らかにし、再度のプラーク付着を防ぎます。

|STEP4 歯周外科治療|

重度の歯周病の場合、必要に応じて外科的な処置を行うことで骨や歯茎の状態を改善させます。

|STEP5 メインテナンス|

治療後は定期的な歯科検診とクリーニングで、歯周病の再発を防ぎます。