インプラント手術中の麻酔について

インプラント手術をするにあたり、痛みについての不安を持っている方もいらっしゃると思います。
今回は、インプラントの手術中の麻酔についてのお話です。

〜インプラント手術中の麻酔は2種類あります〜

「局所麻酔」と「静脈内鎮静法」

当院でインプラント手術に用いられる麻酔は主に2種類あります。
「局所麻酔」と「静脈内鎮静法」です。

まず「局所麻酔」についてですが、インプラント手術では基本的に「局所麻酔」が用いられます。
通常の歯科治療などでも幅広く用いられている「局所麻酔」では、患部の除痛が可能です。
しかし局所麻酔は、患者様の意識が明確にあります。
治療中の音や”口の中を手術されている”という意識を持ってしまいますので、苦手な方もいらっしゃるかもしれません。

そこで併せて活用されるのが「静脈内鎮静法」です。
一般的な全身麻酔のように”意識を失う”というものではなく、
その目的は「患者様にリラックスしてもらうこと」です。
手術中の緊張や不安を和らげ、落ち着いた気持ちで受けていただくことができます。
眠くなる感覚はありますが、意識はありますので医師からの呼びかけにも応答可能です。

しかし、鎮痛作用はありません。
そこで先程ご紹介した「局所麻酔」と併用することで、痛みも緊張もなく手術を受けていただくことができます。
回復も早く、術後1~1.5時間位休んでから帰ることができる日帰りが可能です。
過去に歯科治療で気分が悪くなったり、嘔吐反射が強く出る方も「静脈内鎮静法」を利用することはお勧めです。

ここで「静脈内鎮静法」のデメリットにも触れておきたいと思います。
大きく2つあります。

1:車の運転ができない
2:その日は安静に過ごす必要がある

ということです。
当日はご家族などの送迎やタクシーを利用することをお勧めいたします。
治療費や、更に詳しく麻酔について知りたい方は気軽にお問い合わせくださいませ。

渋谷駅宮益坂方面出口より徒歩5分の【みさき歯科医院】では、
日本歯科麻酔学会歯科麻酔認定医であり、日本大学歯学部歯科麻酔学講座兼任講師 見﨑 徹、
日本大学歯学部補綴学の元准教授 桟 淑行が診療にあたっています。

3代に渡り渋谷地域の方を中心に歯科医療サービスを提供する地域密着型の当院。
良い治療と皆様の健康と笑顔のある生活のお手伝いをさせていただきます。

監修:
みさき歯科医院 渋谷・宮益坂
      院長 見﨑 徹


経歴:
日本大学歯学部(昭和50年卒)
日本大学大学院歯学研究科修了(口腔外科学専攻)
日本大学歯学部口腔外科学教室
日本大学歯学部歯科麻酔学講座 所属
国立がんセンター麻酔科 所属
独立行政法人労働者健康福祉機構関東労災病院麻酔科 所属
日本大学 歯学部歯科麻酔学 准教授(2016年3月退任)
日本大学歯学部付属歯科病院歯科麻酔科 科長(2016年3月退任)

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