この記事で解決できること
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口臭の主な原因
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口臭が強い時間帯・時期はいつ?
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口臭のセルフチェックの仕方
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正しい口臭予防の仕方
ふと自分の口臭や人の口臭が気なったりするときありますよね。
人と話すときや食後などは特に気にしてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回のブログは口臭の原因についてのお話です。
主な原因は2つ
まず、主な口臭の原因とは「揮発性硫黄化合物」が生成されそこからガスとして発生したものと考えられています。
口臭のほとんどの原因は口腔内にあると言われており、大きく分けると【舌苔(ぜったい)】と【歯周病】が挙げられます。
「舌苔」は舌に付着した白っぽい汚れのことで、口の中の細胞が剥がれ落ちたものが舌に溜まり腐敗していきます。
この舌苔は ” 最大の口臭源 ” とも言われていて、細菌やタンパク質を多く含んでいます。
「歯周病」は2番目の多い口臭の原因とされ、歯垢も細菌とタンパク質の集まりです。
どちらも細菌とタンパク質が多く含まれているのがわかりますね。
これらを分解する際に「揮発性硫黄化合物」が生成され口臭が発生してしまうという仕組みです。
舌苔と歯周病の他にも原因とされるものはまだまだあります。
- 「虫歯」
独特な臭いを発生させ、進行と共に臭いがきつくなってきます。
- 「唾液」
口腔内を洗い流してくれたり、細菌の増殖を抑えてくれたりしているので、唾液が減少した状態は口臭を発生させてしまいます。
- 「食べ物」
ニンニク、ネギ、お酒など、臭いの強い食べ物はどうしても臭ってしまいますね。
- 「入れ歯やかぶせもの」
プラスチックの入れ歯は臭いを吸着してしまったり、
かぶせ物は隙間ができたりすると汚れがたまってしまい不衛生となり臭いの原因に…。
- 「口腔がん・鼻やのどなどの病気」
口腔がんにより臭いが発生することもあり、また喉や鼻も口と繋がっているため、
副鼻腔炎などの炎症は臭いの元となる膿が口の中に出てきてしまうこともあります。
口臭が強い時間帯・時期はいつ?
1日の口臭の変化をみていくと、1番口臭が強い時間帯は≪朝≫という結果がでました。
就寝中は唾液の分泌量が減っているので細菌が増殖してしまっているため、
朝や寝起きの口臭が1番強く感じられますが、朝食を食べたり、歯磨きをすることで解消されます。
昼食前、夕食前も再び口臭が強くなってきますので意識して対処してみてくださいね。
一方、別の統計によると朝よりも午前中や夕方に強くなるという結果や、
朝食を抜くと昼食まで口臭の強さが継続するという統計も出ています。
どちらのケースにも言えることは、朝食をしっかり食べて唾液を分泌させること、規則正しい食生活が大切ということ。
また飲料などに含まれるお砂糖は虫歯の大敵ではありますが、口臭物質を減らす効果があるとも言われているので、
食事前のティータイムをとることもおすすめです。
女性の場合は、月経の周期と口臭の強くなる時期が一致する人もいます。
そのタイプは人それぞれではありますが、月経期間、排卵中に強くなる可能性がありますが、
日常の歯磨きや歯周病予防方法で、十分予防することが出来ますので特別気にすることではありません。
口臭のセルフチェックをしてみよう
~簡単な2つの方法~
口臭は気になるものですが、口と鼻が繋がっているため自分の口臭には慣れてしまい、
自身ではなかなか気付かないというケースも…。
口臭の有無を知るのに一番良いのは、親しい友人などに嗅いでもらって確認してみることですが、
常に一緒にいるわけでもないですし、実際なかなか難しいことですよね。
今回ご紹介するセルフチェックはとても手軽に実践することができますよ。
【1】
口の前に、両手を顔を洗う時のように手を置いたらそのまま手に息を吹きかける臭う
【2】
大きめのコップなどに息を吹き込みすぐ蓋をしたら、一呼吸二呼吸おいて蓋を開けて嗅ぐ
簡単に、そして手軽にできるセルフチェックですよね。
とはいえ、やはり自分自身の臭いであることには変わりはないので正確性には少し欠けるかもしれませんが、
人と会う前などはこの簡単に出来るセルフチェックを是非試してみてくださいね。
口臭のセルフチェックをしてみよう
~簡単な2つの方法~
口臭は気になるものですが、口と鼻が繋がっているため自分の口臭には慣れてしまい、自身ではなかなか気付かないというケースも…。
口臭の有無を知るのに一番良いのは、親しい友人などに嗅いでもらって確認してみることですが、常に一緒にいるわけでもないですし、実際なかなか難しいことですよね。
今回ご紹介するセルフチェックはとても手軽に実践することができますよ。
【1】
口の前に、両手を顔を洗う時のように手を置いたらそのまま手に息を吹きかける臭う
【2】
大きめのコップなどに息を吹き込みすぐ蓋をしたら、一呼吸二呼吸おいて蓋を開けて嗅ぐ
手軽にできるセルフチェックですよね。
とはいえ、やはり自分自身の臭いであることには変わりはないので正確性には少し欠けるかもしれませんが、
人と会う前などはこの簡単に出来るセルフチェックを是非試してみてください。
正しいケアで口臭予防しよう!
口臭の原因は歯周病や虫歯、舌苔(舌の上についてる白い苔)、唾液の異常などお口の中が原因の場合と、臓器など体の内部が原因の場合とがあります。
まずは取り組みやすいお口に関するセルフケアから始めてみましょう!
◆食後のブラッシングをしっかりと。
虫歯予防や歯周病予防にも有効的なブラッシングは、やはり口臭予防にも繋がってきます。
歯面に押し付けるように小刻みに動かして汚れをとり、なるべく綺麗な状態にしておきましょう。
◆舌苔の除去も忘れずに。
1日1回程度、歯磨きと一緒に舌苔の除去をしておくのもおすすめです。
専用のブラシで優しく取り除いてくださいね。付いていない場合は磨く必要はありません。
また舌苔が常に過剰に付着するケースは胃腸などにトラブルを抱えている可能性もあります。
◆唾液の分泌も大事。
唾液は食べ物の消化を助けたり、細菌の侵入を撃退したり、口腔内の粘膜を保護したり、
さらには細菌を流す洗浄・自浄作用もありますので、
唾液を分泌させることはとても大切なんです。
~唾液の分泌に注目~
口呼吸になってしまっていたり、長時間口を動かさなかったりしていると口の中が乾き、
唾液の量が減ってきてしまいます。
飲みもので潤すのではなく、唾液を分泌させることを意識してみましょう!
▼唾液を増やすポイント▼
- 食事はよく噛んで食べて、規則正しく摂りましょう。
- ガムを噛むのもおすすめ!
- 唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)をマッサージして分泌を促す
- 好きなことをしたり軽く運動したりなどしてストレスを溜めないことも大切。
- 睡眠不足などで疲れを溜めてしまうのもNGです!
やはり日々過ごす中で、口臭を気にすることなく健康的に過ごし、そして会話も楽しみたいですよね。
口臭予防も日常の簡単なセルフケアから始められますので是非挑戦してみてください。
セルフケアを頑張ってもあまり改善されない場合は、他に原因がある可能性がありますので、
是非当院までお気軽にご相談くださいませ。
監修:
みさき歯科医院 渋谷・宮益坂
院長 見﨑 徹
経歴:
日本大学歯学部(昭和50年卒)
日本大学大学院歯学研究科修了(口腔外科学専攻)
日本大学歯学部口腔外科学教室
日本大学歯学部歯科麻酔学講座 所属
国立がんセンター麻酔科 所属
独立行政法人労働者健康福祉機構関東労災病院麻酔科 所属
日本大学 歯学部歯科麻酔学 准教授(2016年3月退任)
日本大学歯学部付属歯科病院歯科麻酔科 科長(2016年3月退任)