今回は再生治療についてのお話です。
***再生療法の種類と術式の選択***
~これからの再生療法~
再生療法は大きく3つ分けられます。
◎骨移植術
骨(自家骨、他家骨、異種骨)を移植して骨の再生を図ります
◎生物製剤(Emdogain®)を用いる方法
Emdogain®によって歯を支える骨や歯根膜の再生を図ります
◎歯周組織再生誘導法
骨を造りたい部分に骨を造る手助けをする薬剤などを入れ、組織遮断膜で覆い密封して造骨を図ります。
骨欠損が軽度ならどの治療法でも良好な結果が期待できますが、中程度から重度になると骨移植術とEmdogain®(生物製剤を用いる方法)の併用、
重度の欠損には骨移植術とEmdogain®(生物製剤を用いる方法)と組織遮断膜の併用と治療法もより複雑になってきます。
==** 術式の選択** ==
◇軽度の骨内欠損や小さな根分岐部病変の場合
⇒⇒『骨移植術』または『Emdogain®』が適しています。
◇大きい骨内欠損や大きい根分岐部病変の場合
⇒⇒『骨移植術』と『Emdogain®』の併用が適しています。
◇さらに大きな骨内欠損や大きな根分岐部病変の場合
⇒⇒『骨移植術』と『Emdogain®』に組織誘導再生法も加えた治療が適しています。
どの症状どの段階においても生物製剤(Emdogain®)を用いる治療法が含まれています。
これから再生療法を行うならば、生物製剤(Emdogain®)での治療が第一選択とも言えるでしょう。
患者様にとってどのような治療法が適しているのか判断するために、まずは詳しく診察することが大切です。
不明なこと、不安なことなどがございましたら遠慮なくお聞かせください。
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いかがでしたでしょうか。
今回は「再生治療と術式選択」についてお話させていただきました。
渋谷駅宮益坂方面出口より徒歩5分の【みさき歯科医院】では、
日本歯科麻酔学会歯科麻酔認定医であり、日本大学歯学部 歯科麻酔学講座兼任講師 見﨑 徹と、日本大学歯学部 補綴学の元准教授 桟 淑行が診療にあたっています。
皆様に安心して治療を受けていただけるよう、痛くない・怖くない治療を心がけておりますので、お口のことで気になることがございましたらお気軽にご来院くださいませ。
監修:
みさき歯科医院 渋谷・宮益坂
院長 見﨑 徹
経歴:
日本大学歯学部(昭和50年卒)
日本大学大学院歯学研究科修了(口腔外科学専攻)
日本大学歯学部口腔外科学教室
日本大学歯学部歯科麻酔学講座 所属
国立がんセンター麻酔科 所属
独立行政法人労働者健康福祉機構関東労災病院麻酔科 所属
日本大学 歯学部歯科麻酔学 准教授(2016年3月退任)
日本大学歯学部付属歯科病院歯科麻酔科 科長(2016年3月退任)