まず、歯科インプラント治療とは、虫歯・歯周病・外傷などにより歯が無い箇所のあごの骨に人工歯根(歯科インプラント)を埋め込み、これを土台として義歯などを固定する治療法のことを言います。
歯科インプラント治療を検討されている方で、あごの骨の欠損により出来るか否かを心配されている方も中にはいらっしゃるかと思います。
そこで今回ご注目いただく治療は【再生医療】です。
歯科インプラントの【再生医療】について①
~ご自身の血液から抽出~
歯科インプラント治療における【再生医療】とは、治療箇所の骨量が欠損している場合に、[CGF]を骨欠損部分にインプラントと同時に直接注入して縫合する治療法です。
この[CGF]とは患者様から採血し、遠心力を利用した分離装置にかけ血液の成分を分けることによって抽出する、
血小板や成長因子を多く含んだものです。
血小板や成長因子は、組織の再生能力の高さや、傷を早く治癒してくれることに期待ができます。
その後は骨組織、歯周組織の再生がきちんと起きているか、1か月後、3か月後、6か月後と、定期的に経過観測を行ってゆきます。
このように、あごの骨の欠損していてインプラント治療を悩んでいる方も、
[CGF]を用いた再生医療で受けることも可能となります。
次回のブログでは歯科インプラントの再生医療について、具体的な流れをお伝えいたします。
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渋谷駅宮益坂方面出口より徒歩5分の【みさき歯科医院】は、日本歯科麻酔学会歯科麻酔認定医であり、
日本大学歯学部歯科麻酔学講座兼任講師 見﨑 徹、日本大学歯学部補綴学の元准教授 桟 淑行が診療にあたっています。
3代に渡り渋谷地域の方を中心に歯科医療サービスを提供する地域密着型の当院。
症状や不安などまずはしっかりとお話しをお聞かせいただき、良い治療と皆様の健康と笑顔のある生活のお手伝いをさせていただきます。
監修:
みさき歯科医院 渋谷・宮益坂
院長 見﨑 徹
経歴:
日本大学歯学部(昭和50年卒)
日本大学大学院歯学研究科修了(口腔外科学専攻)
日本大学歯学部口腔外科学教室
日本大学歯学部歯科麻酔学講座 所属
国立がんセンター麻酔科 所属
独立行政法人労働者健康福祉機構関東労災病院麻酔科 所属
日本大学 歯学部歯科麻酔学 准教授(2016年3月退任)
日本大学歯学部付属歯科病院歯科麻酔科 科長(2016年3月退任)